大会・部門別研究会
産業・組織心理学会 第36回大会 | シンポジウム
大会主催 シンポジウム:
COVID-19から学んだこと:パンデミック下のコミュニケーション
9月4日(土)15:30~17:30
企画趣旨:
2年間近く世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の猛威にさらされてきた。「コロナ前」「コロナ後」「ウィズコロナ」―これらのキーワードが示すように、COVID-19の流行拡大により世界は一変してしまった感がある。
コロナ禍の中で私たちが経験した様々なこと、自粛、マスク生活、ソーシャルディスタンスなどは、今や私たちの生活の一部となりつつある。仕事においては、リモートワークが導入され、オンライン上のあの独特の空間に、最初は戸惑いながらも、徐々にそれをツールとして活用できるようになってきた。また、緊急事態宣言という物々しいメッセージにも、人それぞれではあるが、対応の仕方を学んだように感じる。
COVID-19により引き起こされたパンデミックは社会にはかりしれないダメージを与えてきたが、同時に私たちはそこから多くのことを学んできた(学ばざるをえなかった)ことは間違いない。特に、コミュニケーションの分野では、パンデミックのリスクを正しく伝えるメッセージとはどのようなものか、離れた相手とのコミュニケ―ションを効率化する手法はあるのか、リモート面接が就職活動を変えるのかなど、数多くのリサーチクエッションが生まれ、今後、産業・組織心理学分野の重要な研究テーマとして知見が蓄積されていくに違いない。
シンポジウムでは、「パンデミック下のコミュニケーション」の経験から私たちが何を学んだのかという問いに対して、3人の話題提供者の方々に、それぞれのテーマ、視点からお話しいただく。
企画:
芳賀繁(社会安全研究所・立教大学名誉教授
久保真人(同志社大学)
司 会:
久保真人(同志社大学)
話題提供者:
感染リスク・ワクチン副反応リスクについてのコミュニケーション 吉川肇子(慶應義塾大学)
テレワーク支援技術と職場のコミュニケーション 深澤伸一(沖電気工業株式会社)
リモート採用面接の実際 柴田宏一(日本ユニシス株式会社)
指定討論:
芳賀繁(社会安全研究所・立教大学名誉教授)