産業・組織心理学会第36 回大会実行委員長を務めさせていただきました同志社大学の久保です。初めてのオンラインでの開催ということで、何人の方にご参加いただけるのか、不安を抱えた船出でしたが、最終的に300名を超える先生方から参加のお申し込みをいただきました。たいへん感謝しております。
　研究発表につきましては、大会1週間前からのオンディマンド方式と大会当日のZOOMによるライブセッションの組み合わせにより提供させていただきました。発表者あるいは参加者の先生方の中には、この方式に戸惑われた方も少なくなかったかと推察いたしますし、改善すべき点も多々あったかとは思います。ただ、当日のライブセッションでの白熱した議論を拝聴する限り、先生方の研究への熱意のおかげで、これらの問題点を克服することができたように感じました。
　私自身は大学の研究室にこもって、ずっと画面を見つめていました。ライブセッションをのぞいたり、サイトの管理をお願いしている業者さんとメールで打ち合わせたり、画面上ではひっきりなしにコミュニケーションをとり続けていたのですが、ふと我に返ると週末に人の出入りがほとんどない研究棟の静けさとのギャップに気づく、そんな不思議な2日間でした。
　本来であれば、大会の終わりに、ご参加いただいた先生方を直接お見送りしたかったのですが、それもかなわず、この閉会のごあいさつをもって、大会にご参加いただいたすべての先生方に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

第36回大会実行委員長　
同志社大学政策学部　久保　真人