閉会のご挨拶

　産業・組織心理学会第37回大会実行委員長を務めさせていただきました関東学院大学の細田です。3年ぶりに対面式の大会開催と致しました。ただ、コロナ禍が収束したとは言い難い中で開催となりましたので、果たしてご参加・ご発表いただけるのか、開催前日まで不安を抱えていました。最終的に260名以上の参加者となり、また、口頭ならびにポスター発表は70件超え、懇親会も約70名の皆様にご参加いただくなど、盛会のうちに大会を終えることができました。皆様方には本当に感謝しております。ありがとうございました。
　公開シンポジウムならびに自主企画シンポジウムも多くの方にご参加いただきました。終了後、「もう少し時間をとった方が良かったのではないか」とご意見を賜るほど充実した内容だったと思います。シンポジストの先生方には、この場を借りて御礼申し上げます。
　「浜風そよぐなか、熱い議論を、対面で！」と本大会のスローガンを掲げました。お天気にも恵まれ、多数ご参加いただくとともに、「やはり、対面は良かった」と多くの方から声をかけて頂きました。前日までの不安が嘘のように晴れていきました。また、セッション終了後にも各教室で、発表者と意見交換をされている姿を拝見すると、これが対面の 効果だったかと感じた次第です。
　大会開催にあたって、不慣れゆえの不手際が多々ありました。最寄駅から大会会場への事前アナウンス不足、バス停から会場への不案内、受付での大行列、ポスター会場の分かりにくさ、などなど本当に反省しています。そんな私たち実行委員会スタッフを支えて下さったのが、参加者の皆様の優しさでした。そういった寛大なお気持ちが大会を成り立たせている、こういったことも学ぶことができました。あらためまして、感謝申し上げます。
　本来であれば、大会の終わりに、ご参加いただいた先生方それぞれ直接お見送りしたかったのですが、それもかなわず、この閉会のごあいさつをもって、大会にご参加いただいたすべての皆様方に御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

第37回大会実行委員長
関東学院大学 社会学部　細田　聡