大会・部門別研究会
産業・組織心理学会 第38回大会 | 常任理事会企画シンポジウム
研究テーマと研究トピックはいかに生まれ、そして深化するか
企画趣旨:
研究を始めるときに、どのような研究テーマを選定するかは、その後の一連の研究を左右するだけでなく、その研究者のアイデンティティを形作ることになる。研究者にとって、研究テーマはその人を表す名刺代わりと言っても過言ではない。 他 方で、学会大会やジャーナルで興味を引く研究に出会うことがある。さて、その研究者は、なぜその研究テーマを選んだのだろうか。また、一つひとつの論文で取り上げられている研究トピックは、どのような背景から生まれ、着想されたのだろうか。このように、研究テーマがいかに設定されているのか、そして関心を引き、驚きを与える研究トピックがいかに着想されているのかは、これまで十分に語られることなく、また研究者自身も言語化することは少なかった問題と言える。
本シンポジウムでは、産業・組織心理学や組織行動論を専門とし、本学会の常任理事を務める3人の研究者に、なぜその研究テーマを選び、またどのように個別の研究トピックを着想してきたのかについて話題提供を行ってもらう。それを踏まえ、意義ある研究トピックを設定するための方法や手続きについて考えていく。
話題提供者:
林洋一郎(慶應義塾大学) 「組織公正研究から」
竹内倫和(学習院大学) 「組織社会化研究から」
池田 浩(九州大学) 「リーダーシップとワークモチベーション研究から」
指定討論:
山浦一保(立命館大学)