大会・部門別研究会

産業・組織心理学会 第39回大会 | 実践的研究支援企画ワークショップ

企業における取り組みから論文を執筆・投稿するために

日時 2024年9月1日(日)10:55 - 12:25
場所 文教大学 越谷キャンパス 14 号館 14101 大講義室

 

企画趣旨

本学会機関誌「産業・組織心理学研究」では,「研究者と実務家,個人と団体の有機的連帯の下に,当面する問題と基本的問題の両面に光をあてつつ活動を展開する」という学会方針のもと,研究教育機関における研究だけでなく,企業等の団体における実務的な取り組みに基づいた研究も広く募集している。2017 年からはそれまでの「資料論文」を展開して,「実践報告」という論文種別を設けている。
 しかし実践を論文化する過程においては,研究の枠組みの設定や研究倫理の遵守などにおいて,様々な困難点や工夫すべき点があると想定される。このワークショップでは実践を研究にまとめる際の論点を検討し,会員による研究論文の作成・投稿を支援する機会としたい。
 そこで話題提供として,機関誌の編集委員長の加藤氏より,当誌の編集方針やここ数年の審査結果の傾向を報告する。その後,企業内の取り組みを研究論文にまとめられた向江氏には実務と研究の関わりについて,複数企業のデータを扱う立場におられる向井氏にはデータの特質と制約について,それぞれ体験に基づいた話題を提供いただく。副編集委員長の高原氏より指定討論を行った上で,フロアも含めた議論を展開したい。

企  画:「産業・組織心理学研究」編集委員会
司  会:加藤容子(編集委員長・椙山女学園大学)
話題提供:
 加藤容子(椙山女学園大学)
  「『産業・組織心理学研究』の編集方針と近年の審査状況の報告」
 向江 亮(東京電力ホールディングス株式会社)
  「企業における実務と産業・組織心理学研究の関わり」
 向井有理子(公益社団法人国際経済労働研究所)
  「企業における様々な調査データの特質と制約」
指定討論:高原龍二(副編集委員長・大阪経済大学)

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