大会・部門別研究会
第143回部門別研究会(消費者行動部門)『消費者問題解決のための「消費者行動研究」 -現代における消費者問題とその解決のための取り組み-』
- テーマ
- 消費者問題解決のための「消費者行動研究」
-現代における消費者問題とその解決のための取り組み-
- 開催日時
- 2021年12月4日 (土) 14:00〜16:30
- 開催場所
- Zoomウェビナー形式によるオンライン開催
- 参加費
- 無料(会員・非会員とも)
- 趣旨
- 従来の消費者行動研究の多くは「企業からみた消費者理解」という視点ですすめられてきた。しかし消費者の心理や行動のメカニズムを理解することは,企業がすすめるマーケティング活動においてだけではなく,消費者自身にとっても重要である.企業が行う営利活動は消費者の利益と相反する場合が多く,それによって消費者が何らかの損失を被る可能性はつねに存在する.マスコミで話題になる悪徳商法はもちろんこれに該当するが,一般的なマーケティング手法においても消費者の心理的弱点につけ込んだものも多く見られ,同様の問題を含む場合がある.
このような問題についての現状を把握するために,2019年に開催された第135回部門別研究会では「消費者問題解決のための「消費者行動研究」-問題の把握と解決方法の提案-」として,消費者の「誤認」の問題,それを利用した商法の規制強化,さらに「カスタマー・ハラスメント」という概念を通して企業と消費者との関係性の問題などについて議論を行った。
今回の研究会では,このような議論をさらに発展させ,現代における消費者問題の解決のための取り組みについて実例を通してご説明いただく。
- 話題提供者・テーマ
- 雪(すずき)美保子(消費生活相談員)
若年者の消費者被害と心理特性 -成年年齢引き下げが及ぼす影響-
加藤進一郎(弁護士)
投資取引被害と投資家心理
齋藤良和(株式会社メルカリ 政策企画チーム)
デジタル時代の消費者教育・事業者の安心安全への取り組み
- 指定討論者
- 秋山 学(神戸学院大学心理学部)
- 企画趣旨説明
- 永野光朗(京都橘大学)
- 司会
- 雪美保子(消費生活相談員)
- 協賛
- 消費者市民生活研究会
※消費者市民教育研究会は、健全・公正な市場の実現には、消費者と事業者が対立する関係ではなく、市場の当事者として協働しながら学び合う「場」が大切だというような主旨に賛同する研究者・消費生活相談員・事業者・弁護士・行政・消費者・学生など多様な主体が集い、2017年に発足した任意団体である。
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