第138回 部門別研究会(人事部門)『「雇用でない」働き方-その光と影』
- テーマ
- 「雇用でない」働き方-その光と影
- 開催日時
- 2020年8月8日 (土) 15:00〜16:30
- 開催場所
- インターネットによる開催(137回研究会の例による)
- 事前申し込み
- 必要
- 参加費
- 不要
- 研究会はインターネットで配信します。8月3日までに下記の申し込みフォームよりお申し込みください。8月6日までにインターネット中継をするサイトのURLをお知らせします。
追記:お申し込みいただいた方には既にURLのご案内メールを送信しました。(8月4日)
- 趣旨
- 働き方改革の一環として、政府は副業・兼業解禁を推進しています。また、高齢者雇用安定法の改定に伴い、70歳までの継続就労を努力義務としました。この二つの施策に共通する内容として、「雇用でない働き方」つまり業務委託、個人事業主といった働き方を政府は視野に入れています。政府は副業解禁における労働者側のメリットとして、①労働者が離職せずとも別の仕事に就くことが可能となり、スキルや経験を得ることで、労働者が主体的にキャリアを形成することができる。②本業の所得を活かして、自分がやりたいことに挑戦でき、自己実現を追求することができる。③所得が増加する。④本業を続けつつ、よりリスクの小さい形で将来の起業・転職に向けた準備・試行ができる。としていますが、これは「雇用でない働き方」一般に通じるものがあるでしょう(厚生労働省リーフレット「副業・兼業の促進に関するガイドライン」)。
しかしながら、こうした「雇用でない働き方」には制約がない分、様々な問題が生じています。メリットが「光」の部分だとすれば、デメリットというべき「影」の部分も検討しなければならないのではないでしょうか。
本研究会では「雇用でない働き方」が理想通り運用された際のメリットを紹介した上で、いかなる問題があるのか、現場からの意見を頂戴し、ありうべき「雇用でない」働き方に対する保護方策を検討するものです。同時に、「雇用でない働き方」のなかでもクラウドワークを中心に、現在の労働法制との関係、労働組合による取り組み、今後の立法政策の展望について、ドイツの状況をご紹介いただきます。
- 話題提供
- 1. コンビニ加盟店ユニオン執行委員長 酒井孝典氏
2. ウーバーイーツユニオン執行委員 土屋俊明氏
3. 労働政策研究・研修機構副主任研究員 山本陽大氏
- 企画・司会進行
- 廣石 忠司(専修大学)