第137回部門別研究会(作業部門) 「ノンテクニカル・スキル/レジリエンス・スキルの教育訓練(2) 〜シミュレーショントレーニングを中心に〜」
- テーマ
- ノンテクニカル・スキル/レジリエンス・スキルの教育訓練(2)
〜シミュレーショントレーニングを中心に〜
- 開催日時
- 2020年5月30日(土) 15:00〜16:30(予定)
- 開催場所
- オンライン
- 参加方法
- 研究会はインターネットで配信します。5月23日までに下記の申し込みフォームよりお申し込みください。5月29日までにインターネット中継をするサイトのURLをお知らせします。
- 参加費
- 無料 (会員・非会員とも)
- 趣旨
- 去年の5月に「ノンテクニカル・スキル/レジリエンス・スキルの教育訓練」をテーマとする研究会を行い,ノンテクニカル・スキルおよびレジリエンス・スキルの教育訓練法について,それぞれ製造業,医療,原子力プラントをフィールドにした研究開発,実践例を紹介していただいた。今回は,その第2弾として,シミュレーション訓練に焦点を当てて,その効果的な方法と有効性を議論したい。
シミュレーション訓練は,危機対応の手順や役割分担を確認したり,実践的な練習をしたりするために行われることが多い。「模擬演習」という日本語を使った方がイメージしやすいだろうか。地震が起きたら,津波警報が発令されたら,自社の工場で火災が発生したら,というような事態を想定して,模擬的な対策会議を開いたり,各自がマニュアルに定められた行動をとったりする。
しかし,レジリエントな対処を訓練するには,マニュアル通りに動く練習をするだけに留めず,ノンテクニカル・スキル/レジリエンス・スキルを高めるように設計されている必要がある。参加者が自ら考えて意思決定したり,相互にコミュニケーションをとったり,リーダーシップを発揮したりする訓練が望ましい。
本研究会では,火山噴火時の防災対応訓練をシナリオ・シミュレーションで行った慶應義塾大学の吉川肇子先生,緊急事態をシミュレーションした状況で休日当番要員のノンテクニカル・スキルを訓練した原子力安全システム研究所の彦野賢先生,そして,鉄道従業員の危険感受性を高めるためのシナリオ描画課題を開発した鉄道総合技術研究所の増田貴之先生からそれぞれ話題提供をいただき,研修の効果や他業種・他職種への応用可能性について議論を行いたい。
- 話題提供者
- 吉川肇子(慶応大学)
シナリオ・シミュレーションによる防災訓練
彦野 賢(原子力安全システム研究所)
ノンテクニカルスキルに着目した緊急時対応訓練(たいかん訓練)
増田貴之(鉄道総研)
危険感受性を高めるシナリオ描画課題
- 指定討論
- 細田 聡(関東学院大学)
- パネルディスカッション
- (司会:芳賀繁(社会安全研究所))
- 協賛
- 日本人間工学会安全人間工学委員会、日本認知心理学会安全心理学研究部会