大会・部門別研究会

第131回 部門別研究会 ―消費者行動部門―「産学連携に基づく消費者行動研究(2) -大学教育への活用事例の紹介と企業のニーズの把握-」

テーマ
産学連携に基づく消費者行動研究(2) -大学教育への活用事例の紹介と企業のニーズの把握-
開催日時
2018年12月1日 (土) 13:30〜17:00
開催場所
上智大学大阪サテライトキャンパス
〒531-0072 大阪市北区豊崎3-12-8 サクラ ファミリア 2階
http://www.sophia-osaka.jp/access/index.html

大阪市営地下鉄「中津駅」4番出口より徒歩2分
阪急「梅田駅」茶屋町口より徒歩4分
JR「大阪駅」御堂筋北口より徒歩10分
趣旨
 昨年度の企画に続き、企業と大学との連携のもとで行われた調査や製品開発、販売促進の具体的事例を紹介し、企業および大学(学生と教員)双方にとっての意義を確認したうえで、今後の促進をはかるための情報とノウハウを提供する。研究目的だけではなく、心理学分野や経営学分野における教育実践の一方法であるPBL(Project Based Learning:問題解決型授業)のフィールドとしての活用促進などを含めて幅広く討論を行いたい。また今回は企業のゲストをお迎えして、企業側のニーズをお聞きする。
話題提供者・テーマと概要
1.高橋広行(同志社大学商学部准教授)
産学連携における商品開発の利点 -丸亀製麺や京都の伝統産業,スターバックスとの連携を通じて-

産学連携による商品企画開発やプロモーション活動は,大学の学生にとっても企業にとってもメリットがあります。学生は一連のプロジェクトを通じて,現場で求められるレベルや能力を実感します。企業側にとっても,話題性,ユニークな発想が得られる,市場の開拓の機会になる,などのメリットがあります。これまで一緒に取り組んできた企画提案活動のプロセスを振り返りながら,産学連携の利点について紹介します

2.藤岡章子(龍谷大学経営学部教授)
産学連携プロジェクトにおけるプログラム設計と関係構築 -みかんの皮商品開発プロジェクトを事例として-

 ゼミ生の主体的学びを促進させることを目的に、これまで様々な企業・組織と連携し、情報発信型カフェやワークショップの企画運営、商品開発などに取り組んできました。本報告では、製造副産物であるみかんの皮を活用した商品開発事例を取り上げ、PBL型の教育プログラムとして、どのような設計、工夫をしているのか、また企業をはじめとする学内外の組織とどのように連携し、プロジェクトを進めているのかについてお話させていただきます。

3.山﨑真理子(鹿児島大学法文学部准教授)

心理学領域における産学連携教育活動-商業施設内でのイベント企画・運営-
 鹿児島大学では地域連携にも積極的に取組んでいます。社会心理学主軸の連携例として、鹿児島市内の企業と学部生の活動をご報告予定です。連携の契機、連携活動における留意点、学外活動における心理学教育の効果など、ゼミ・実習の担当教員目線から鹿児島市企業の活動をご紹介します。

4.高垣敦郎(サーチクリエイション代表)
「メーカー」が大学に求めること -産学連携の基本-

メーカーが、日々の企業活動において,時代を先読みし新技術開発、新製品開発、業務革新、システム開発などイノベーションを起こして、企業活動を動態化し、社会に新しい価値を創造していくためには、大学との連携は必要であり大切なパートナーです。そして、連携の可能性がある領域は多岐に渡ります。今回は、商品開発、おいしさ、健康機能性に的をしぼり具体的な事例をもとにお話したいと思います。
企画・司会進行
永野 光朗氏(京都橘大学健康科学部)
参加費
無料 (会員・非会員とも)。お気軽にご参加下さい。

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