第111回 部門別研究会 (作業部門)「組織の問題として安全をとらえる」
- テーマ
- 組織の問題として安全をとらえる
- 開催日時
- 12月14日(土) 14:30〜17:30(終了予定)
- 開催場所
- 筑波大学東京キャンパス文京校舎1階134講義室(東京都文京区大塚3-29-1)
- 趣旨
- 現場の安全、特に個人のエラーについて、「原因を個人に帰するのではなく、個人の背後にある組織の問題としてとらえ、それらの問題について対策を立てていくことが重要 という考え方は、安全マネジメントの思想として常識だと言えましょう。
しかし、このような思想をいざ実践しようとすると、困難な課題が立ちはだかります。たとえば企業においては、一般に安全について扱う部署と組織の構成 を考える部署は異なります。安全全般は人事部門の所掌となっている一方で、現場のトラブルは現場の管理部署が統括するといった具合です。このような実情 は、研究においても同様かもしれません。本学会においても、大まかに言えば、安全については作業部門が、組織については組織行動部門が、人事については人 事部門が、組織外への影響については消費者行動部門が担っています。
このように、「組織と安全」の問題を扱うならば、これらの部署・部門の有機的な連携を強める必要があり、「組織の問題として安全をとらえる」ことは”言うは易し行うは難し”なのだといえましょう。
本研究会では、組織と安全との関係について実証的な研究をされている研究者の立場からの話題提供をいただきます。それらの話題提供に対し、現場で安全 マネジメントに苦労されている実務家の立場から、企業の実態に即しているか等の厳しい視点でのご意見をいただき、その上で、フロアとのディスカッションに つなげていきたいと思います。本研究会が、部署・部門を超えた有機的連携への端緒となれば幸いです。
- 企 画
- 大橋智樹
- 話題提供者
- ※題名は仮題
職員の繁忙感調査 (株)原子力安全システム研究所 彦野 賢氏
仕事の誇りは安全行動意思を促進するか 立教大学 大谷 華氏
組織内コミュニケーションと成員の安全意識・行動
(一財)電力中央研究所 長谷川尚子氏
- 指定討論
- 中部電力(株)知多火力発電所 榎本 敬二氏
- 司 会
- 宮城学院女子大学 大橋智樹
- 参加費
- (会員・非会員とも無料)お気軽にご参加下さい。
- アクセス
- 丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩2分程度
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html