大会・部門別研究会

第110回 部門別研究会 (人事部門)「高齢者が働く、高齢者と働く」

テーマ
高齢者が働く、高齢者と働く
開催日時
7月27日(土) 14:00〜16:30(終了予定)
開催場所
お茶の水女子大学 共通講義棟2号館102(文京区大塚2-1-1)
趣旨
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)が一部改正され、本年4月1日から施行されました。その結果、定年の定めをしている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、定年の引き上げ、継続雇用制度(再雇用制度か勤務延長制度)の導入、定年の定めの廃止のいずれかを行わなければならなくなりました。
このことは、高齢者にとっては、仕事という形での社会参加が可能になり、今まで培った様々な知識・技能、そして、知恵を仕事の中で発揮し続けることができるという意味で、大きな生きがいを手にすることができ、また、そこで収入を得ることで老後の経済的な不安や困難を解消できるというメリットを享受できることになりました。そのことは、高齢者のQOLを著しく改善することに繋がります。
その一方で、企業は、高齢者の持つノウハウなどを継続的に使用でき若年労働力不足の解消が図れるというメリットだけでなく、職場におけるジェネレーションギャップの拡大や、高齢者に支払う賃金増加に伴う総人件費の配分の見直し、従来は60歳定年で回転していた役職・ポストが空かないために生じるより若い層における動機づけの減退、などの問題に直面する可能性もあります。
今回は、高齢者の活用に携わっておられる著名な2つの企業から、高齢者の働きぶりや職場の変化などを通して高齢者雇用のメリット・デメリットについて話題提供をいただきます。その後、それらに対して高齢者の雇用に関する心理・社会的側面に造詣の深い研究者からコメントをいただき、フロアーの参加者の皆様との討議につなげ、それを通して、このテーマへの理解を深めたいと考えております。
企 画
関口 和代 ・ 小野 公一
話題提供者
高齢者雇用実践の立場から:
株式会社ワークハピネス HRD本部副本部長  藤岡 長道 氏
東日本電信電話株式会社 総務人事部企画部門長 佐々木 洋介 氏

老年学の立場からのコメント:
桜美林大学 大学院老年学研究科教授 杉澤 秀博 氏
司 会
亜細亜大学 経営学部 小野 公一
参加費
無料
アクセス
丸ノ内線・茗荷谷駅より徒歩7分(お茶の水女子大学のホームページでご確認ください。)
http://www.ocha.ac.jp/access/

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